22/12/2011 | 16:31:58

クアバック教会

クアバック教会のフランス式建築の特徴。写真:ホアン・ザップ(Hoang Giap)

クアバック教会の最初の正式名称は「諸聖女王教堂」で、聖母マリアがすべての神の女王であるという意味を有し、その後、通称「クアバック教会」とも呼ばれる。

クアバック教会はファン・ディン・フン通りとグエン・ビエウ通りの一角に1925年に着工され、1930年に完成した。教会は長方形で、両側に2列 の支柱があり、客を歓迎する小さな空間と祭司が儀礼を行う壮大な空間に分かれる。その2つの空間の真ん中、ドームの下に中間の空間がある。その右側は神を 崇拝する空間であり、左側はお客を歓迎する空間である。室内はヨーロッパの教会のように装飾されている。

フランス人のエブラール建築家は通常よりも飛び抜けて高い鐘楼に非対称的な建築空間を作った。そのため、クアバック教会は他のフランス 人が建設したキリスト教の教会の工事と違う点がある。ある人はエブラール建築家が周りの景色に合うようにクアバック教会を建設したと考えたが、実際はエブ ラール建築家が文芸復興期における教会の巧みな組み合わせ原則を再現したのである。一際目立つ尖塔の他、中心にドームがある。空洞れんがの屋根が尖塔から ドームを通り、主な空間まであるため、ベトナムの村の伝統的な寺の姿を想像する。太陽の光を直接に取り入れ、雨水を防止するために窓、風通しの装備も整っ ている。また緑が多いため、自然に親切なのが伺える。東方建築の伝統的特徴と伝統的なキリスト教会の装飾の要素の結合は人々に強い印象を与えた。そのた め、クアバック教会はヨーロッパの建築とベトナムの建築の特徴を有する典型的な教会であるとの評価がある。ほぼ1世紀が過ぎ、二三回の補修を経ているが、 クアバック教会は今も古い特徴が引き続き保たれている。

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