13/07/2010 | 12:49:00

チュックバック湖

チュックバック湖のカウニー神社。写真:チャー・ミー(Tra My)

その昔、チュックバック湖のあった地域はチュックバック村と呼ばれ、現在のハノイ市バーディン区クアンタインである。チュックバック湖は17世紀、イエンホア村(現イエンフ)とイエンクアン村(現クアンタイン通り)の人々は、タイ湖の東南部分の一部に堤防を築き、別の湖となったのである。

タイ湖の歴史書によると、湖の南方に暖簾づくりのチュックイエン村があることから、人々は誰もが竹を植え、辺りは竹林のようだった。

チン・ザン王(1729-1740年)の時代、ここに院竹林と呼ばれる殿が建立されたが、その後、法に違反した宮殿の女性たちを投獄する場所となった。その女性たちが自活のためにシルクを織った。そのシルクは美しく輝き、場内でも有名になったという。

この湖の周りは、その西南側にあるクアンタイン神社などの多くの歴史的な遺跡、特徴的な建築物が点在している。また、東側にはチャウロン寺(チャウロン通り)があり、陳王朝時代から生まれ、チャン・ニャン・トン王(1279-1293年)の王女たちが修道女となった場所でもあった。

その他にも英雄ウイ・ドー氏を礼拝するアンチー神社もある。さらに、湖の北側にはカウニー神社が建てられている。

今から8年前の2000年、チュックバック湖は区画整理され、タインニエン通りにつながる二本の通り(チュックバック通りとチャンヴー通り)が一周するように囲まれ、湖岸の歩道は美しいレンガなどで整備された。ある場所にはバラや菊などの花が植えられ、また、柳や竹の葉が風に乗り、やわらかに揺れている。

現在、チュックバック湖とタイ湖、リートゥチョン公園は、ハノイ市内でも有数の素敵なスポットとなった。そして、チュックバック湖の周囲のカフェでコーヒーを飲みながら、穏やかな湖面を眺める人々が絶えない。そして、チュックバック湖の周りにあるイエンフ村、チュックイエン村なども賑やかな町となっている。

さらに、ハノイ市民のみならずベトナム北部から南部までの人々がタイ湖やチュックバック湖を訪れ、タインニエン通りを散歩したり、湖でボートを漕いだり、あるいはクアンタイン神社、タンクアン寺や鎮国寺への参拝やチャウロン市場へ見物に出かけるなど、多くの人々から愛されている。

チャン・チー・コン(Tran Tri Cong)

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