13/07/2010 | 09:19:00

ドン・スアン市場

ハノイと言えば、ドン・スアン市場について語らない訳にはいかないでしょう。ハノイに来た人で、まだドン・スアン市場を訪れていなければハノイのすべてが 分かったとは言えません。
 
1980年に建設されたドン・スアン市場は長さ52m、塀は鉄、屋根はトタンで作られ、当時では一番大きな市場でした。その後、徐々に壁を建設し、強固にして、市場への3つの門と、2つの横道がありました。
 
横道の一つはハン・コアイ(Hang Khoai)通りに、もう一つの小さ目の横道はハン・チュウ(Hang Chieu)通りに通じていました。この数十年間に、バック・クア(Bac Qua)市場と合併し、現在のようなドン・スアン市場となりました。
 
かつては、春が来て、テトになるといつもドン・スアン市場は人が混んで、にぎやかになりました。ドン・スアン市場には欲しいものが何でも揃っています。

例えば女性だったら中国の麺、ソーセージ、ゾー・チャー、蓮のジャム、豚の舌、椎茸、きくらげ、香料から・・・糸、織物、絹糸、派手なベルベット・・・。
 
お爺さん達は鳥篭を持ち、水仙を切り、ラン・ソン名物の果物を剥き、植木鉢を探す。鳥が鳴く。金魚や爆竹が大好きな子供たち。農村の少女たちは一揃えのホックと一巻きの色の糸を買い、お年寄りのお役人は盆栽の修理のために、何本かの釣竿と陶器で作られたきこりのお爺さんを探して・・・。
 
今日、ドン・スアン市場は市場の起源で、全国各地方の品物が流通する中心的な場所だと知られ、明け方から日没までいつもにぎやかです。特に、週末のドン・スアン夜市は首都に住む人々の文化的空間となります。
 
ドン・スアン市場は今までも、そしてこれからもハノイの人々に固有の喜びをもたらします。市場に入って、買い物をしたり、見て回ったりするのはホアンキエム湖の周りやタイン・ニエン通り、トゥー・レ公園を散歩するのとは違う趣があります。

ドン・スアン市場は経済であり、文化でもあり、またある時には度々ハノイの「胃」と例えられました。

グエン・ハー・アイン (Nguyen Ha Anh)

印刷 お気に入り