13/07/2010 | 11:27:00

ハノイの古い庭

庭の緑の中に隠れる家。写真:タイン・ザン(Thanh Giang)

首都ハノイで金細工の店が集まっている一帯として有名なハンバック通りの115番地にハノイ旧市街に残る築後100年の家がある。

ファム家五世代がその家で暮らしてきた。現在の持ち主である96歳のファム・ティ・テ(Pham Thi Te)長老の家族はハンバック通りが出来た1890年にハイ・ズオン(Hai Duong)省チャウケ村からハノイに引っ越し、「獅子」のブランドを有する、有名で伝統のある金薄を加工する仕事を続けている。

1920年、テ長老の家族はハンバック通りとディンリエット通りに面積556m2の土地を買い、2階建ての16部屋ある家を建てたそうだ。

その家は木の階段、多くの部屋、大きな柱と多くの扉があるフランス風建築の特徴がある。屋根はレンガで作られ、その端の部分は曲がり、やさしく、誇張した感覚がある。

ベトナム文化の特徴は表象化された竜を刀につけることで表され、バルコニーは細かな模様で装飾されている。庭には多くの観賞植物、岩生植物などが置かれ、また、ビンロウジュ、サガリバナ、竹なども植えられている。

特に、ビンロウジュはその家が建てられた時に植えられ、今は高さが数十メートルにもなり、葉は深緑である。庭の道は緑で涼しく、鳥は木の枝で鳴き、すべてが田舎の空気のように満ち溢れている。

自らの家の歴史と家族について語った後、テ長老は祖先の祭壇の下にある鉄樹のタンスから自らの家が日本人とベトナム人の研究者に高く評価される記事が書いてある「ハノイ36通り」の本を取り出し、私たちに紹介した。多くの観光客はにぎやかな都市の中にある、平和で新鮮な空気を味わうためにその家を訪問する。

ヴィン・フン(Vinh Hung)

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